IKOI GROUP様 【BRAND MANAGEMENT AWARD 2025 受賞】売上5億→100億へ。根源価値「とことん」で社員の心が一つに。

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総合介護事業のIKOI GROUP 様は、2025年現在、大阪、兵庫、東京、石川など全国10エリアに41事業所を展開し、テレビCMやSNS、街を走るラッピングバスなどでも知られています。経営の節目毎に、オレンジフリーのインターナルブランディング研修を導入され、適切な対策を講じてこられました。その結果、2014年、ブランディング当初、5億だった売上は2025年には100億を超え、2027年には150億見込です。138名だった社員は、1000名になりました。新卒採用、リファラル採用も好調です。その背景には、どんなに大所帯になっても、どんなに時代が変わっても、「我々は何者であり、何のためにやるのかを絶対にブラさない」という経営幹部の強い想いがあります。会社のブランドの価値観を社内に共有・浸透させていくインターナルブランディングの取り組みによって大きく飛躍してきた事例です。

目的

第1期自分たちの根源価値を言語化し、創業幹部が一致団結する。
暗黙知に頼るのではなく、今後の事業拡大に対応していくための「明確な企業軸」を確立する。

第2期:創業幹部と次世代リーダーが価値観を合わせ、一致団結する。
創業幹部から次世代リーダーに価値観と戦略を手渡し、密に語りあい、急成長により希薄化した一体感を回復する。さらなる成長、グローバル展開に向けた推進力をつくる。

第3期:若手リーダーを教育し、KOI GROUPの価値観を全社浸透させるための土台をつくる。
ブランド・アイデンティティを「自分ごと」として内面化し、現場において判断・行動・チーム運営の軸として体現できる“現場の司令塔”を育てる。

施策

インターナルブランディングは、「企業の成長エンジン」です。言語化→自分ごと化→日常行動化へと進めていくオレンジフリー独自のインターナルブランディング研修をご提案しました。

  
第1期
インターナルブランディングスキームを用い、創業幹部が「原点」と「根源価値」を言語化する対話プログラムを実施。言語化した価値観を、「とことん、ご利用者様の居場所づくりのために」と表現。事業判断の軸として幹部全員で共有し、今後の拡大に向けた意思決定基準にしました。



また、採用における介護業界特有の「3K」イメージを払拭するための、キャラクターを活用したエクスターナルブランディングを提案。これにより競合他社と差別化でき、新卒・若手人材から選ばれるブランドとしての基盤を構築しました。

  
第2期
創業幹部と次世代リーダーの価値観を統合するため、共通言語と判断軸を揃える合意形成プログラムを展開。多角化事業を俯瞰して見るという、経営・マーケティング教育も実施。再定義したブランド・アイデンティティは、「とことん、から始まるInnovation」に決定。間接部門も含めた8事業部の事業部アイデンティティもそれぞれに策定。組織としての進む方向を揃え、急成長期に生まれた認識のズレを解消し、さらなる推進力を手に入れることができました。



 
●第3期
Z世代も含んだ現場リーダーのための、ブランド・アイデンティティの内面化と行動化を支援する若手リーダー育成プログラムを設計。「現場でブランドを動かす司令塔」として、判断・行動・チーム運営を担う方法を知り、役割への責任感を自然に身につけていただけるよう、研修の場のコミュニケーションを工夫しました。メンバーが部門を越えて価値観でつながり協働・相談できる絆づくりを各種ワークで促進しました。

成果物

●第1期
ブランド・アイデンティティ
ブランド・ステートメント
企業ロゴ・キャラクター、コーポレートブック、施設パンフレット等 デザイン

●第2期
ブランド・ステートメント(介護・医療・人材支援事業等、事業部資料も作成)
ブランド・アイデンティティの時代と企業スケールに合わせたブラッシュアップ
事業部別ブランド・アイデンティティ

●第3期
若手リーダーの在り方を定めた推奨規定・禁止規定
未来宣言

お客様の声

IKOI GROUP

CEO

中島健二様

第1期ブランディング、試行錯誤しながら学ばせて頂き、必死になって取り組んでいた苦労や喜びを思い出し目頭が熱くなります。何のために我々は進むのか?「とことん、ご利用様の居場所つくりのために」。自分達の想いを込めた志の軌跡を振り返り、改めて、やってきた事、費やした時間は間違いではなかったと感じています。社員数が1000名となった今、同じ志の仲間に囲まれ、理念やビジョン、ブランド・アイデンティティを大切に進んで行くことに人間としての喜びを実感しています。これからも、日々のさまざまな課題や問題、苦労もこのブランド・アイデンティティを共感できる仲間となら必ず乗り越えて行けると確信しています。

IKOI GROUP

常務取締役

田中千賀 様

新しい施設や仲間が加わるたびに、「想いを伝えることの大切さ」を実感します。大切にしているのはマニュアルではなく、「理念」と「ブランド・アイデンティティ」を前に「あなたならどう伝える?」と問いかけること。 彼らは真剣に悩み、語り合いながら、自分たちの言葉を探し始めます。その姿に、私は希望を見ています。第2期で作った部門ごとのブランド・アイデンティティも、こうした語りをきっかけに共感が広がり、次の誰かの背中を押している。 一人ひとりの胸に灯った想いが言葉となり、また次の誰かに届いていく。 その静かで力強い連鎖こそが、IKOI GROUPの未来をつくっていくと、私は信じています。